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加藤のコラム

加藤のコラム第192号

いったんお休み

 

加藤が法人内異動となりまして、新しい業務に就くものですから、なないろホームページ内で「自分勝手に」「無謀にも」「空気も読まず」「自己満足だけで」「だれの役にも立たないまま」続けてきた加藤のコラムですが、このホームページ内での連載はこれにて最終号となります。今までどうもありがとうございました。

 

で、法人内のどこかのホームページでまた再開することにします。その準備のため、いったんお休みいたします。このページにくれば新たな移転先に誘導されるようにしますし、アーカイブとして1号から192号までは残します。また、新たな移転先ではじめて加藤のコラムを知ったという方のために、このページにも飛べるようにします。

 

さあ、聞こえてきました。「自分勝手に」「だれの役にも立たないまま」やってきたのにまだ続ける気なの?という声が。

お答えしましょう。「自己満足だけで」やってきたので、「無謀にも」「空気も読まず」まだ続けちゃうんです。無謀さがないとできません。空気読んだらできません。加藤のコラムに嫌悪感を覚える人は読まなきゃいいわけですし、そんなにひどくご迷惑をおかけしていないと図々しく思っておりますので、どうぞ寛大な心でご容赦ください。

 

さて、今日の本題。「いったん」という言葉をあえて使ったのはなぜかというのが本題でございます。「ちょっとお休み」とか「少しお休み」あるいは「ひとまずお休み」ではなく、なぜ「いったんお休み」という表現にしたのかということなのです。漢字で書くと「一旦」ですが、この言葉には次のようないきさつがあるそうです。

「一旦」の「一」は「ひとつ」、「旦」は「朝」や「始まり」を意味します。 この組み合わせから「一度始める」や「一時的に」というニュアンスが生まれ、転じて「ひとまず」「仮に」の意味として使われるようになりました。

 

なぜ「いったんお休み」というタイトルにしたか、なんとなく伝わりました?

また始まるよという暗黙のメッセージを込めたのでありますが、「暗黙にしとけよ」という声が聞こえてきました。隠された筆者の意図を読み取るなんて、国語の授業でさんざん質問されてきたはずで、そのたび「隠された意味なんてわかるわけねーし、本当に筆者がそう思っていたかどうかなんてわかんねーだろ」と90%の学生さんたちが心の中で先生に対して悪態をついていたと思われますから(エビデンスオレ)、ここははっきりさせておくべきだと思い、「自分勝手に」「だれの役にも立たないけど」説明しちゃったのでした。

 

では、どこかでまたお目にかかりましょう。「いったんお休み」して、また必ず再スタートします。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔