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加藤のコラム

加藤のコラム第189号

LINE誤爆

 

ありがたいことに孫が3人(みんな身体的性別は男です)おりまして、関東在住の娘のところにマゴーズ1号と2号、札幌在住の息子のところにマゴーズ3号がおります。マゴーズ3号はちょうど1歳、この春から2世帯住居で暮らしていますが、ボクの業務の関係もあり顔を見に行けるのは夜21時くらいのことが多いのです。それを過ぎると寝かしつけに入りますからデッドラインは21時。

 

21時前に帰れそうだぞというときには息子夫婦にLINEで「今から3分行っても大丈夫ですか?寝てますか?」というような事前確認を必ずしています。勝手に息子夫婦の居住スペースに入っていくことはできませんし、寝かしつけ前に長居するのは孫の健康によろしくありませんから(でも3分はいつも超えます…)。

 

で、先日、よし21時前に帰れたぜと思い、張り切ってLINEしました。いつもならすぐに返信がくるのに来ない。まあそういうこともあるだろうと思い、しばし待っていましたが返信が来ない。あれ?と思ってもう一度LINEを見ると送られていないことが判明。でも確かに送ったはずだよなあと思い直して別のグループLINE(業務上のグループ)を見てみたら、そっちに送られていました。そちらのグループには「間違えました」と送り直しましたが、ふと考えると、この内容、不倫相手に会いたくて3分だけでも顔が見たいから寄っていいか?的な、いわゆる「愛人宅に行こうとしているエロジジイの恥ずかしいLINE」ととらえられても仕方ない文面でございます。幸い、ハートマーク等の絵文字は使っておりませんでしたけど。

 

それから必死に弁明をその業務上のグループLINEで行うわけですが、弁明すればするほど疑わしいという負のスパイラルに入りまして、文春砲のえじきになったような疑似体験を味わうことができました。最後の弁明は「不倫なら最低3時間はほしいはずだ」というような、不適切きわまりない言い訳を繰り広げておりました。

 

しかも、そのしょうもない弁明が終わった後で息子夫婦に改めてLINEしたら「今寝かしつけ中です。残念」という返信。不倫疑惑に巻き込まれるわ、孫の顔は見られなかったわ、思わずこう叫びました。「なんて日だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ   加藤 潔