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加藤のコラム

加藤のコラム第121号

ドクターが顔を出している看板広告は宣伝効果があるんだろうな

 

全国各地にあるのかどうかはわからないのですが、札幌ではドクターの方が顔を出している看板広告をちらほら見かけます。大きな看板にイケメン?男性ドクターの顔がデーンとアピールしている広告です。確かに目を引きます。

 

あれだけの大きさの広告を設置するわけですから、それなりにお金もかかるでしょう。「あのドクターのところに行ってみよう」と思う人がそれなりの数いて、費用分の効果があるということなんでしょうね。

 

ひねくれ思考をするボクは、ついついこんなことを考えてしまいます。

 

きっと一番うつりのいい写真をお使いになっていると思うので、「あれ?写真と若干違うな」と思う患者さんもいるに違いない。そうすると、治療効果というか信頼度が下がるんじゃないか?

 

複数のドクターがいる病院もあるでしょうから、「せっかく来たのに、自分の担当は写真の人じゃないのかい?」と思う患者さんもいるに違いない。これまた、治療効果というか信頼度が下がるんじゃないか?

 

まあ、そうした危惧を超えるメリットがこの顔出し広告にはあるのでしょうな。

 

とすれば、顔出し広告は、福祉に人を呼び込む一手になるかもしれません。社会福祉法人やNPO法人の理事長の顔出し広告を街中に出したら、もしかしたら採用希望者が少しは増えるんじゃないかと思ってしまいました。

そうすると、顔出し効果が高いと思われる容貌を備えた理事長を擁する法人が求人活動に有利になるかもしれませんね。今はこういうこと(ルッキズムって言うのかな)を書くとバッシングを浴びる風潮ではありますが、広告効果を考えると顔出し効果の低い容貌よりは高い容貌のほうがそりゃいいんじゃないのと素人は考えてしまいます。でも、仮に顔出し効果の低い容貌だったとしても、変顔効果をねらった写真を使う手はありますから、宣伝戦略はいくらでも工夫できそうです。

 

イケメン歯科医の顔出し広告の隣ないしは下に、「歯が治ったら私たちといっしょに働きませんか?社会福祉法人○○○○」という顔出し広告を出せば、イケメンドクターの顔出し効果にも便乗できそうです。

 

顔出し広告、検討する価値はありますね。いくらかかるんだろう?

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔