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加藤のコラム

加藤のコラム第118号

サラリーマン川柳はおもしろい

 

毎年サラリーマン川柳100選が発表されています。その中から、投票によってベスト10が決まり5月下旬に発表となるそうです(なお、サラリーマン川柳は「わたしの川柳」に改名されたようです)。

 

くすっとさせて、そうだよねえと共感させるのがサラリーマン川柳のすごいところ。毎年選ばれている猛者もいるんじゃないかなと思いますが、作者にはスポットライトがあまり当たらない(あえて当てていないのか)のもサラリーマン川柳の粋なところかもしれません。今年の100選の中で、加藤好みの作品を5つ選んでみました。

 

『おかしいぞ コロナ明けても 誘われず』(じゃがじゃが)

☆「結局、オレって人望なかったのよね」と気付かされる寂しさを見事に開き直ったたくましさを見習いたいです。

 

『会心の 意見したのに 「ミュートです」』(サンムーン)

☆ボクはいいことは言っていませんが、「ミュートですよ」と言われると、なんかちょっと恥ずかしい気持ちになります。それってボクだけ?

 

『孫の顔 見て緩むのは 頬、財布』(岡っぱ)

☆まさにその通り。ボクは孫のためにトイザらスを1軒ごと買いたい!

 

『アレとソレ 用事済むのが 日本流』(メタボリック父)

☆優勝をアレと言い換えるのはかっこいいけど、物や人の名前が出てこなくて「アレだよアレ」とか「ソレよソレ」と言う頻度がボクは間違いなく増えております。

 

『パスワード チャンス3回 震える手』(ポイ活初段)

☆パスワードを変えるように指示されることってありますよね。もう覚えていられないのですよ。念のため、パスワード一覧データを作ってスマホに入れていますが、それを見ないでもできると過信していたら2回間違い、3回目、そのデータを確認しながら打ち込むときにビビりながら打っているボク。

 

ちなみに、加藤が思う、過去最高のサラリーマン川柳は、『忘年会 図に乗りすぎて 送別会』ですね。図に乗りすぎないように、一応肝に銘じてます。でも、『おかしいぞ コロナ明けても 誘われず』なので、図に乗りすぎる機会もないか。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔