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加藤のコラム

加藤のコラム第113号

ほめられたときの返し

 

ネット記事にこんなことが書いてありました。抜粋しながら引用します。

 

人がほめられたときの反応を見ていると、次の3つのパターンが見受けられる。

まず三流。三流はほめられると調子に乗る。ほめられると、気分良くなって舞い上がり、調子に乗ってしまうのだ。もちろん、誰しもほめられたら嬉しい。気分が落ち込んでいるよりは、調子に乗ってどんどん伸びていく場合もある。けれども三流は、一時的に気分が高揚してまた冷静に戻ってくるのではなく、ほめられたことで「オレってすごいでしょう」となり、一段も二段も高みに上がった気になって、偉ぶってしまったりするのだ。

次に二流。二流は謙遜しながら逆に意識してしまい力む。まず、ほめられたときに、「いえいえ」と謙遜するのは、望ましくない。謙遜は美徳でもあるが、ほめたほうからすれば、せっかく心動かされてほめたのに、「いえいえ」と否定されてしまうのだ。少し残念な気がしてしまう。ふだんほめられ慣れていない人が急にほめられると、どうしていいかわからずに、ほめ言葉を素直に受け取れない。そこでつい「いえいえ、私なんか……」と言ってしまうのだが、そう言いながらも、今度はほめられたことで変に意識してしまい、力んでしまったりする。自意識過剰になってしまうのだ。

最後に一流。一流は、ほめられると素直に受け入れ、良いところをさらに伸ばそうと努力する。ほめ言葉に対して「ありがとうございます」と、素直に受け止め、そこに嫌味も驕りも全く感じさせない。一流は、人の好意や褒め言葉を、素直に「受け取る」ことができる。調子に乗ったり、変に卑下したりすることなく、自分の強みをさらに伸ばしていくことができるのだ。

ブッダは弟子たちに「言われやすい人になりなさい」と説いたというが、まさに一流は、叱られやすいしほめられやすい。だからこそ、どんどん注意され、どんどんほめられ、そこにいちいち引っ掛かりがないから、どんどん伸びていくのだ。

 

ボク、ほめられて「ありがとうございます」って言えません。「謙遜もしないのかい?」と思われるんじゃないかと考えてしまうので。ほめられたら図に乗るし、一応「いえいえ、たいしたことないです」と謙遜して見せるし、ボクが一流ではないことはその通りなのですが、図に乗ったっていいし、謙遜も美しいと思うんだけどな。引用した文章の三流二流一流のくだりはどうも納得しきれないのですけれど、ブッダという偉い方が言った「言われやすい人になりなさい」は確かにその通りだなと思いました。意見を言っても聞いてもらえない人よりは、意見を聞いてくれる人の方が間違いなく人としての器は大きいわけで、言われやすいかどうかは大事です。

 

ボクはどうひいき目に見ても一流ではありませんし、生涯無理だと自覚していますが、「言われやすい人になる」は、座右の銘のひとつにします。でも、一流ではないボクはきっと言われやすい人にはなれそうもないのですけれど、頭の片隅に引っ掛かってさえいれば、ブッダに認められるような人になれる可能性はゼロではございません。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔