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加藤のコラム

加藤のコラム第112号

ペットは毛が生えているかどうかの二群 

 

ワンちゃんやネコちゃんを飼っている方も多々おられるでしょう。ボクはワンちゃんもネコちゃんも飼ったことがありません。20代の頃に子ネコちゃんを1週間ほど預かったことはありますが、それがボクの人生におけるワンちゃんやネコちゃんとのかかわりのすべてです。

 

ちなみに、小学生から中学生くらいのときにセキセイインコを飼ったことがあります。隣の家のおじさんとおばさんがインコ好きで、3匹のひなを譲り受けて育てていましたが、すべてメスだったので、彼女たちは子孫を残すことなく、3匹とも同じように時期に順番に亡くなっていきました。それがボクの人生における、いわゆるペットとのかかわりのすべてです。

 

ペットとのかかわりはこの程度しかないので、ペット好きの方々と会話が盛り上がることはまったくありません。別にペットが嫌だということはまったくないし、きっと癒されるんだろうなという想像も少しはできますが、ペットを家族として迎え入れる度量も誠実さもなく人生を過ごしてまいりました。

 

さて、世の中には、ワンちゃんやネコちゃん、鳥さんたちだけでなく、小さな魚さんやはちゅう類さんたちを愛する人たちも多々いらっしゃいます。ペットもダイバーシティ化していますけれど、ボクは全身に毛が生えているかどうかで大別できると思っておりまして、毛が生えているモフモフ感グループと、ウロコあるいは皮で体を守っているヌメヌメ感グループの二群です。

 

ある研究調査によれば、ままごと遊びのキャラクター一番人気はペットだそうです。パパ役やママ役よりもペットの役をやりたいという子どもが多いということです。とするならば、モフモフ感ペットだけでなくヌメヌメ感ペットも人気キャラクターに入れる可能性が少なからずあるということですね。どう考えてもモフモフ感グループというよりはヌメヌメ感グループに似ていると思われるボクですが、ままごと遊びではペットのヘビ役あたりで参加させてもらえるかもしれません。

 

ペットって、飼われている立場の方々は、いったいどう思っているんでしょうね。「ぬくぬくと幸せ気分だ~」なのか「飼い主にそれなりに気を遣っているからそれなりにストレスあるんだぜ~」なのか…。ペット座談会で本音を聞いてみたいものです。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔