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加藤のコラム

加藤のコラム第89号

DD JAPAN をつくったら

 

なんとかジャパンと呼ばれる、日本代表チームの愛称がたくさんあります。いくつか書き出してみましょう。

 

侍ジャパン(野球)、サムライブルー(男子サッカー)、なでしこジャパン(女子サッカー)、バードジャパン(バドミントン)、トビウオジャパン(競泳)、マーメイドジャパン(アーティスティックスイミング)、フェアリージャパン(新体操)などなど。

 

さて、話は一気に変わりますが、強度行動障がいの支援体制をより整えるべく、それぞれの事業所に中核的人材を育て、それぞれの地域には広域的人材という支援のエキスパートを配置し、困難な状況に陥っているケースへの対応を頑張っていこうという検討が始まっています。

 

強度行動障がいに限らず、発達障がいがあって、なかなかうまくいかない状況にもがき苦しんでいるケースは少なくありません。もう、こうなったら、それぞれの地域に広域的人材を置くだけでなく、日本代表メンバーを組織して、その地域の応援に入り、事態の打開を図るという取り組みもしちゃったらどうだろうかと思っています。

 

発達障がい(developmental disorders)日本代表、略してDD JAPANであります。DD JAPANが挑む舞台は、強度行動障かいかもしれないし、ひきこもりかもしれないし、家庭内暴力かもしれないし、触法かもしれない。DD JAPANは、その都度、その道に通じたいろいろなメンバーが招集され、各地に赴き、そこで頑張ってきた支援者やご家族といっしょに取り組みを進めます。改善の方向が見えたらDD JAPANは解散し、メンバーはまた自分の所属先に戻っていきます。

 

【中核的人材はその事業所で頑張る⇒それをその地域の広域的人材が支える⇒そして、さらにDD JAPANが応援に駆け付ける】、こんな仕組みが実現したら、現場や地域で奮闘している人たちには「きっとなんとかなる」という気持ちが沸き上がるはず。

また、DD JAPANに選ばれた人たちにとっては大きな誇りとなり、福祉業界にずっと残ってくれるはずで、人材の流出を防ぐことができます。さらには、DD JAPAN入りを目指して自分の支援力を磨こうとする人たちも増えるのではないかという期待もできます。DD JAPANのメンバーの交通費や宿泊費、日当が予算化されたら(DD JAPANは1チーム3~4人だろうと加藤は考えておりますので、そんなに膨大なお金ではない)、あとはDD JAPANメンバーとして派遣する組織が「数か月間行ってこい。結果出してこい」と送り出す度量を示すだけ。今はオンラインがあるから、すっとその地に行かなくてもいいかもしれませんし、そうなったら予算はもっと抑えられます。

 

DD JAPANができたら、うちの優秀なスタッフを喜んで送り込みます。ちなみに、ボクは、DD JAPANに入れるような器ではないので、D(だらしなくて)D(ダラダラしている)JAPANとして生きていきます。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔