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加藤のコラム

加藤のコラム第74号

世界自閉症啓発デーです

 

毎年4月2日は世界自閉症啓発デーです。そして、この日から8日までわが国では「発達障害啓発週間」となっています。

 

世界自閉症啓発デーですから、世界で自閉症に関する啓発活動が行われるわけです。そこで、自閉症ってそれぞれの言語で何と表記されるのか調べてみようと思い立ちました。

 

ちなみに、令和4年6月末現在における、日本に住んでいる外国人の方の国別ランキングは以下の通りです。

1位 中国  2位 ベトナム  3位 韓国  4位 フィリピン

5位 ブラジル  6位 ネパール  7位 インドネシア  8位 アメリカ

9位 タイ  10位 台湾

 

で、それぞれのお国の言葉で自閉症はどう表記されるのか。素人調べなので間違えているかもしれません。その際はお許しください。また、発音が再生されればいいのでしょうが、ボクにそんな技術はないので、これまたお許しください。

 

中国語⇒「自闭症」 ベトナム語⇒「bệnh tự kỷ」 韓国語⇒「자폐증」

フィリピン語(タガログ語)⇒「autismo」

ブラジル語(ポルトガル語)⇒「autismo」

ネパール語⇒「अटिज्म」 インドネシア語⇒「autisme」

アメリカ(英語)⇒「autism」 タイ語⇒「ออทิสติก」

 

ちなみに、「autism」は、ギリシャ語で自己を意味する「autos」を語源としているそうで、同じ語源から生まれた「auto」に、接尾辞のismをつけることで誕生したとされています。そして、この「autism」という言葉は、1940年代に全く違う場所で、アメリカのレオ・カナーと、オーストリアのハンス・アスペルガー、面識がなかったと思われている二人が「autism」という全く同じ名前をほぼ同時に付けたという、ドラマのような話があります。

 

さて、katopediaでは、自閉症をこのように記載しております。

○自動調整機能閉塞傾向症候群を略して自閉症と言う。多数派文化の中で生きていくためには、環境との自動調整がなかなか難しく、周囲との協働の中でその調整を図る必要がある。

○また、自閉症は「Autism Spectrum Disorder」略してASDと表記するが、A(あれ?)S(すげえ!)D(どっちもきみです)のこととも言える。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔