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加藤のコラム

加藤のコラム第70号

これって大人買いか?

 

ボクは毎年ずっと同じタイプの手帳を使っていて、色も大きさも同じです。4月開始のものを使っています。一応、スマホにもスケジュールを打ち込んでいますが、手帳のほうがわかりやすいため、手帳とスマホ両方でスケジュール管理しています。これを自分では「ハイブリッド管理」と呼んでいますが、スマホだけだと不安になるというか、手帳の方がわかりやすいという、アナログ人間の典型です。

 

その手帳、この数年、アマゾンで購入していて、2月中旬に4月開始タイプの販売が始まるので、先日注文をしました。注文するとき、たまたま修正テープがなくなりそうだったので、ついでに頼もうかなと思い、修正テープを検索しました。修正テープはいつもなら百均とかコンビニで買うのですが、初アマゾンでの購入です。1個売り、3個売り、12個売りとあって、ここは思い切って3個入りを買っちゃおうと思って注文しました。注文後、これは大人買いに値するのかとふと考えちゃいました。

 

12個入りを買ったのなら大人買いかもしれませんが、たった3個ですからねえ。しかも、大人買いのもともとの意味は、「大人が、子ども向け商品を大量に買うこと」のはずです。修正テープは子ども向けではないし(子どもは消しゴムを使います)、3個を大量とはとても言い難い。でも、ふだんは1個しか買わない物なのに、カチッとクリックしてカートに入れるだけの気楽さから3個セットを買っちゃったので、ボクのレベルでは大人買いと言ってもいいのではないかと思ったわけです。

 

改めて考えると、残念ながら大人買いと言えるほどではないですね。だいたいにおいて大人買いする度量がないので、大人買いの領域に足を踏み入れられないのですが、大人買いできるならしたいものはあるんですよ。子どものころ、家の近くにプラモデル屋さんがあって、小遣いをためてお城のプラモデルを買っていました。別にお城がすごく好きというわけでもないんですけど、プラモデル作りはまあまあ好きで、プラモデルの対象物の中でお城が一番好きでした。作っても飾っておくところがないため、作りまくることはできませんでしたけど。完成したプラモデルたちは、捨てちゃったんだろうな。その記憶ももはやおぼろげです。

 

このコラムを書いている途中、アマゾンでお城のプラモデルを検索してしまいました。でもカチッとクリックする度量はありません。飾るところがないのは今も同じだし。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔