» 発達障がい特区構想自閉症者地域生活支援センター なないろ

加藤のコラム

加藤のコラム第51号

発達障がい特区構想

 

かつて、ボクは「北海道発達障がい支援情報サイト(http://www.hkd-dd.com/)」の中にある「リレーコラム」というコーナーで、「発達障がいは町おこしの秘密兵器となる!?」という、素人丸出しの文章を書きました。

※コラムじゃなくてエッセイなのだろうけれど…(第49号参照)

 

まったく何の反響もなかったコラム?エッセイ?ですが、考え方はそんなに悪くないんじゃないの?といまだに思っておりまして、未練たらしくここでも載せます。しかも全文引用します(自分の文章だから問題ないですよね)。今回追加したり書き直したりした記載には下線を引いておきます。


 

人口流出に悩んでおられる町はたくさんあると思います。ボクは行政素人なので的はずれなのかもしれませんが、人口が減れば当然税収が減るので町の財政は苦しくなり、その結果、住民サービスも思うような展開がなかなかできずにもどかしい思いをされるというマイナスの循環に陥ってしまうわけですよね? そこで、企業誘致を進めたり、観光や物産品による宣伝を行ったりして、町そのものの活気をアップする取り組みをそれぞれの自治体で工夫をこらして行っているのだと、素人なりに理解しております。

 

さて、素人であることをいいことに、こんな大胆提案をしてみたいと思います。

「発達障がいの方が日本一暮らしやすい町」として、発達障がい特区となって町おこししてみませんか?

 

では、素人加藤の提案をお読みください。なお、素人発想なので、反論しないでくださいね。気が小さくて反論には弱いもので・・・。でも、ボク耳をふさぐことはできます。

 

① 療育・教育機関に「発達障がい支援」が好きな人たちを集める

この町で勤務したかどうかが、その方のキャリアの中でステータスになるようにしたいものです。校長先生になるにはこの町の学校の特別支援教育を経験していないとなれないみたいな風潮ができたら最高ですけど。療育・教育機関が充実すると、発達障がいのお子さんがいるご家族が全国から引っ越してきて、人口は増えますよ。そして、そこにヘルパーさんや放課後等児童デイなどもきっと続々参入。福祉職員の方も移り住むのでますます人口増になります。

ご家族の職場がある都会までは送迎バスを出しちゃいます。夜は居酒屋バスになり、飲み物やおつまみは地元のお店から購入。地元経済も回ります。

 

② 発達障がいの人たちを雇用しなければならない町民条例がある

役場はもちろん、町にある商店や工場などすべての事業体で発達障がいの人たちを雇用する条例をつくります。発達障がいの人たちがあちらこちらにいるわけですから、町全体がわかりやすい環境になっていくはずです。わかりやすい環境は当然お年寄りにも若者にも子どもにも優しい。みんなHAPPYです。

 

③ 町内会にひとつ以上のグループホームを設置する町民条例がある

隣近所に発達障がいの方々が住んでいるのがあたりまえという町。そして、町内会の方がグループホームの世話人さんをしている町。理解だけではなく町民の方々の雇用も生まれます。

 

④ 発達障がい専門病院がある

入院施設をもった専門病院を建設します。他地域の方々ももちろん診ますが、町民を再優先するというえこひいき病院にしちゃいます。それならば引っ越した方がいいというご家族はきっといるはず。

 

⑤ ○○町・発達障がい家族会が組織され、町役場内に事務局がある

この発達障がい家族会は、家族どうしのつながりを深める事業はもちろんですが、清掃やお年寄りへの介護などのボランティア活動も積極的に行い、町とのつながりを深める事業を積極的に推進します。

 

こういう取り組みをしていくと、日本中から視察団が訪れますから、タクシー業界やホテル業界もまちがいなく潤いますね。おみやげ屋さんも繁盛。ASDサブレとか、ADHDクッキー、LDまんじゅうなどなど、パッケージデザインにも発達障がいの方のアート作品を採用します。もちろん、ホテルやおみやげ屋さんには発達障がいの人が働いているわけです。

どうですか? この発想を真剣に検討してみたいという自治体関係者の方々はおられませんでしょうかね? これが実現できるなら、残り少ないボクの職業人生をすべてつぎ込んでもいいなあ。

 

自閉症者地域生活支援センターなないろ  加藤 潔