札幌市自閉症・発達障がい支援センター おがる 

おがるの役割

札幌市自閉症・発達障がい支援センター(愛称おがる)は、「発達障害者支援法」「発達障害者支援センター運営事業実施要綱」に基づいて設置された機関です。札幌市にお住まいの発達障がいのある子ども、成人の方への支援体制を整えていくことを業務としています。
こうした取り組みを次の4領域で進めていきます。

地域支援

  • 研修機能 〜 専門家向けや一般向けなどさまざまな対象者向けた講義や実技などの主催研修を行います。
    また、ご依頼に応じて外部への研修会に講師の派遣を行います。
  • 機関支援 〜 様々な事業所からご依頼に応じて、機関コンサルテーションの実施、支援会議への参加などを行います。
  • 調整会議の参加 〜 札幌市の発達障がい支援体制整備に関する各種会議に参加を行います
  • 情報整理面談 〜 札幌市内には発達障がいのある方を地域で支えるためのシステムがあります。来所面談を通して、一緒に情報を整理したり、必要な情報提供を行います。来所面談は電話受付での予約制となっています。

普及啓発

発達障がいについて正しく理解いただけるような企画を考えたり、ホームページに情報を載せていきます。

モデル事業

ご本人やご家族の方への有効な支援方法やプログラム、または効果的な機関支援の方法などのモデルを実施していきます。モデルの内容については、地域課題などから当センターで決定して、内容によって関係機関のみなさまと一緒に取り組むこともありますので、ぜひご協力ください。
モデル事業については効果検証も行い、地域支援に役立てていきます。

調査・報告

当センターでできる調査や効果検証をして地域の皆様に報告していきます。
また地域の大学の研究にも協力していきます。


【2020年度:調査計画】

2020年度調査計画「発達障がい講座スタンダードの中身の効果検証」に、ご協力いただく事業所を募集しております。当センターでは発達障がいのある方への支援について、発達障がい講座スタンダードという研修会を企画してまいりました。皆さまにとってさらに実りの多い研修会とするために、「発達障がい講座スタンダードの中身の効果検証」にご協力いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。

  詳細は添付の協力機関募集案内をご確認ください。
  募集案内:協力機関募集のお願い:PDF

発達障がいとは

 発達障害者支援法において、「発達障害者」とは「発達障害(自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などの脳機能障害で、通常低年齢で発現する障害)がある者であって、発達障害及び社会的障壁により日常生活または社会生活における制限を受けるもの」(発達障害者支援法における定義 第二条より)と定義されています。

 この定義は、日常生活または社会生活における発達障がい者の困難性(いわゆる障がい)は、脳機能の障がいと社会的障壁の両方を原因として現れてくる、ということを示しています。つまり、脳機能の障がいがあっても、社会的障壁がなければ、困難性が現れてこない場合もある、ということです。逆に、脳機能の障がいがそれほど重くなくても、社会的障壁がその人の生活適応を阻むようなものであれば、困難性が強く現れてくることになります。だから、ご本人ご家族を含む関係者が双方合意し実現できるような配慮(合理的配慮)を充実させていくことがとても大切です。

 また、先の定義にあるように、これら発達障がいにはいくつかの名前がありますが、これらのタイプのどれにあたるのか、障がいの種類を明確に分けて診断することは大変難しいとされています。実際の状態像は、それぞれのタイプに由来する困難性がミックスされた現れ方をしていて、障がいごとの特性に由来する症状がそれぞれ少しずつ重なり合った結果である場合も少なくないからです。また社会的障壁が困難性に影響を与えることから、その人の年齢や生活環境により目立つ症状が違ってくるので、診断された時期により、診断名が異なることもあります。その方がどんなことができて、どんなことが苦手なのか、どんな魅力があるのかといった「その人」に目を向けると同時に、その人がこれまでにどのような環境でどのような人生を歩んできたのか、現在、どんな環境で生活をしているのかに目を向けることも、その人への支援を考える上では必要なことです。

 発達障がいは、脳の生まれつきの違いであり、育て方によるものだったり、心の病気のようなものではありません。できるところとできないところがはっきりしていて個性的な方が多いです。そのため、わかりやすい学び方も多くの人たちと違うので、大多数一般を前提とした教え方では、うまく学べず、その結果、よくわからないまま行動してしまって、周囲の人たちからの誤解をまねくこともあるかもしれません。また、大多数の人にはなんでもないような特定の音や光を苦痛に感じるなど感覚体験が独特なので、ここでも誤解を受けてしまうことがあります。

 発達障がいの人たちは、それぞれ自分にあった学び方や工夫を見つけていくことができます。また大多数一般とはちがうユニークな人たちであることを周囲の方たちが理解し、個性的な存在である彼らに心を寄せ、ちょっとした工夫を通じて発達障がいの人たちが生活しやすい環境を保証していくことで、その人らしい自己実現や社会参加を目指すことができます。

*札幌市では障害の表記を「障がい」としています。法令など以外の文章中の表記は「障がい」と記述します。

(監修 北海道大学教育学研究院 安達 潤)

ご本人・ご家族

情報提供を中心に、ご本人やご家族が支援機関等へつながることをサポートします。



必要に応じて

■電話受付(情報提供/来所予約)

・受付時間:10:00-16:00
・受付日:火/水/木(週3回)
・tel(代表):011-790-1616
※研修会開催等のため電話に出られない時間帯もあります。
※30分を超えるご相談に関してはご来所をおすすめしています。
必要に応じて

■来所相談(相談回数は原則1~3回)

・情報提供が中心になります
・相談日:月ー金(平日)
※1~3回の相談を通して必要な地域支援体制を共に考えます。
※来所される際には、相談情報シートが必要になります。下記よりダウンロードしてご記入をお願いいたします。
相談情報シートのダウンロードはこちらをクリック (word形式 32KB)

■支援機関との連携

・連携を通してサポートしていきます。

※はじめて来所される際には、相談情報シートが必要になります。下記よりダウンロードしてご記入をお願いいたします。

相談情報シートのダウンロードはこちらをクリック (word形式 32KB)
相談情報シートのPDF版のダウンロードはこちらをクリック (PDF形式 173KB)

※おがるでは「新北海道スタイル」を順守して活動しております。「新北海道スタイル」はこちらです

※来所は予約制となっております。担当者との日程調整により、来所日時を決めさせていただきますことをあらかじめご了承ください。また、スタッフが外勤や他のご相談に対応中のため電話に出られないこともございます。その点もあらかじめご了承ください。


※おがるでは「新北海道スタイル」を順守して活動しております。「新北海道スタイル」 はこちらです。

医療福祉情報

よくある質問

Q. 学校に行って、子どもの様子を見てきてくれませんか?(保護者の方から)
A. その機関からのご依頼があれば、機関支援という形で伺うことは可能です。機関支援ですから、その機関の方々におがるといっしょに取り組んでいきたいという思いがない場合は伺うことは難しいですね。
Q. 子どもに検査をかけてほしいです。(保護者の方から)
A. 支援者の方からのご依頼があって、支援者の方がその結果を踏まえて支援を考えていくという道筋ができている場合に検査を実施することにしています。ただし、その支援者の方が所属されている機関等で検査が可能ならばそこで実施していただくのが筋ですし、検査の方法を支援者の方が学びたいというご要望があれば、その方がうれしいことです。
Q. 就労したいのですが、就職先を世話してくれますか?(ご本人から)
A. 残念ながら、私どものセンターには求人案内はきません。就職先のお世話はできませんが、どんな仕事を選ぶのがいいのか、どんな機関を利用しながら就職に向かうのがいいのかなどについて、いっしょに考えていくことができます。
Q. 所属している利用者さんが不適応をおこしているので、おがるで指導してほしい。(支援者の方から)
A. ふだん現場でかかわられている方々が自信をもって支援することができるようにバックアップするのが私たちおがるの仕事です。ですから、この場合は、機関支援もしくは個別調整会議(ケース会議)等の形で応援していきます。
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